2011年03月25日

岡本太郎「背のびを強要されること」

先日の「こっちがすばらしいんだ」の延長で、
作品と受け手の関係についての岡本太郎の発言をもう一つ。



「芸術にふれる時、相手の高みにまで踏み込んで行かなければならない…

日常の小賢しい自分のままで、ぬくぬくと座ったまま、つかめるはずがない。感動するということは背のびを強要されることだ。

だが対するものが素晴らしければ、せいいっぱい背のびしても間にあわない。その距離は絶望的だ。身体をズタズタに切って伸ばしたって届かない…。

しかし、そのアガキの中にこそ、今まで自分の知らなかった新しい自分が出現してくるのだ。」



   『自分の中に毒を持て』 岡本太郎 著 (青春文庫 1993年)


受け手の能動性。
その能動性を引き出すだけの芸術作品の価値。


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posted by たこすけ at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 心に残る言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

とりあえず無事でした

とりあえず無事でした。
家族ともども。

亡くなられた方々、大切な家族や友人を失われた方々のことを思うと言葉もありません。
東北の被災地の映像をテレビで見ていると苦しくなります。
少しでも苦しみや痛みが小さくなりますように。
建物に取り残されて救助を待っている方々が一刻も早く救助されますように。

昨日の夜はさいわい家族揃って家で寝ることができたが、
ちょっとした余震にビクっと起きるということが繰り返されて、結局満足に寝れなかった。

色々思うことはあるが、何よりもまずは、家族を守って自分の日常生活をきちんとおくるということが何よりも大事だと感じています。



posted by たこすけ at 14:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

岡本太郎「こっちがすばらしいんだ」

自分は本当に、惚れやすい、というか、熱しやすい性格なのだなと思う。
いま○HKで岡本太郎をやっているが、はまってしまった。

さっそく図書館で借りてきて読んでいる本から。
岡本太郎の言葉がいちいち面白く刺激的なのだ。


先週のドラマでもピカソの絵に出会って衝撃を受けるシーンがあったが、
その瞬間についての太郎自身の言葉。



「だけど感動しているのはこっちで、その絵じゃないんだよ。いいかい。

 こっちはふるえあがるほど感動しているのに、向こうは知らん顔して壁にかかったままなんだからね。その絵がこっちに共感して、ガタガタっと動いたり、壁から落っこちでもすれば、それはお互いの問題だけど。

 だから感動するこっちだけだ。その絵がすばらしいんじゃない。感動してるこっちがすばらしいんだ」



      『岡本太郎がいる』 岡本敏子 著 (新潮社 1999年)


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posted by たこすけ at 10:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 心に残る言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする