2008年08月27日

「シズカニ オソロシク」

去年の記事でも書いたが、再び、原民喜氏の『原爆小景』(1950年)より。



日ノ暮レチカク

日ノ暮レチカク
眼ノ細イ ニンゲンノカホ
ズラリト河岸ニ ウヅクマリ
細イ細イ イキヲツキ
ソノスグ足モトノ水ニハ
コドモノ死ンダ頭ガノゾキ
カハリハテタ スガタノ細イ眼ニ
翳ツテユク 陽ノイロ
シズカニ オソロシク
トリツクスベモナク



家のそばに公園や緑が結構多いせいか、夏はとにかくセミがすごい。
去年あたりから特にうるささがヒートアップしているかのように感じるのは気のせいか。

昔、8月にナガサキを、そしてヒロシマを歩いた時も炎天下でセミがそこらじゅうで鳴いていた。

考えてみると、1945年8月6日、8月9日の原爆直後はセミも一匹もいなくなっていたんだろうか。セミが一匹もなかない夏・・・

『原爆小景』もそうだし、『夏の花』もそうなのだが、静けさ、が妙に印象的なのだ。


posted by たこすけ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心に残る言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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