2013年03月19日

最近のレッスンメモ ドボコン2楽章

シューマンは2楽章が終った所で一旦中止。
3楽章はやるかな、どうだろ・・・?。

秋の発表会用の曲ということで、ドボコンの2楽章にした。

ドボコンはチェロ弾きならばみんな好きだと思うが、まあご多分にもれず僕も大好きなので。
加えて、自分がチェロを始める大きなきっかけとなったのがこの曲だったということもあり。
(以前、チェロを始めるきっかけを書いた記事があった → http://vc-okok.seesaa.net/article/164631214.html


「レッスンメモ」としてツイッターでつぶやいたのに付け加える形で。



【レッスンメモ】ビブラートの使い分け。感情込めて歌いあげるようなところは大きなゆったりしたビブラートでもいいが、風景の描写的なところまでそうすると変になる。区別するから歌う所で歌い上げることができる。

__.JPG

具体的には1段目の出だしのフレーズ、遠くまで広がる風景が見えるような描写的なフレーズ、と、
3段目のような感情がほとばしるようなフレーズとが、
両方とも同じような大きなのゆったりとしたビブラートをかけているのはおかしい、ということ。

最初の方では軽めの速めのビブラートで、3段目から大きめのゆったりとしたビブラートと使い分けられればフレーズの性格の歌い分けができる、ということ。

確かに。

ただし、それができれば、ということである(苦笑)

21〜22小節、Cの音を長くフォルテで伸ばすが22小節目の頭でフッとピアノに。
ここは和音が変わる所。「音色を必ず変えること」。
難しい。これ、弓がもたないよ。

その先の25小節目まで、また雰囲気が変わって28小節目あたりまでの展開は絶妙だと思う。
あっぱれ、ドヴォルザーク。

ちなみにこういう和音が変化する所、転調する所、とか和音が大事な所で、先生はメロディー弾きながらちょろちょろ下の和音の音を一緒に弾いたりすることがある。シューマンとかでもよくあった。
プロにはアタリマエのことなのかもしれないが、こういう練習をしているのだろうと思う。




【レッスンメモ】弓先でもうちょい脇を開けてリラックスして重みを乗せられるはず。弓の真ん中辺りから上腕がちょっと回転して結果的に肘が少し上がる感じ、か?

__ (4).JPG

中盤、激情があふれる。
ドボコンの解説ではどこでも触れられているが、ドヴォルザークの初恋の人ヨゼフィの好きだった歌曲「私にかまわないで」の旋律。

「出だしのアップの音が固くて響いていない」との指摘から、上のつぶやきに。
弓先になった時に肩をもう少し自然に開く、肩を上げるのではなく、上腕の向きが少し内側に変わる感じ、そうするともっと楽に開かせてその分楽に重みをのせることができる、云々。



【レッスンメモ】16分音符を短く弾かない。

__ (3).JPG

61〜65小節の”泣きのフレーズ”。
拍の最後の16分音符をあせって短く弾いてしまうと全然様にならない。
心持ち長めくらいで、ビブラートもつけて「16分音符だけどしっかり歌う」。
そのためには例えば指使いなども工夫して。例えば、下降するときにグリッサンドを入れる、とか、色々。

シューマンの時にも散々言われていたこと、
短い音符を短く弾きとばさないこと、

「短い音符ももっとたっぷり歌う」
「そのためには早めに入って長めに歌う、とか」



【レッスンメモ】細かいフレーズを連続して弾く時、拍の最後の音をおろそかにしがち。逆にそれを大事に弾くとうまく弾けたりする。

__ (2).JPG

32分音符で4個単位のフレーズだが、その4番目の音が、移弦の都合もありほとんど弾けていない。
意識して弾くようにする。そうすると逆にスムーズに弾けたりする。



【レッスンメモ】ドヴォコンの2楽章の最後はト長調の和音の響きをできるだけ残す。響きが残ったまま切らずにそのまま3楽章に入れば、3楽章の出だしのチェロとコントラバスのF♯の刻みが非常に効果的、と。なるほどね〜。

一番最後の最後。
チェロがフラジオで降りてきて、Gの和音に落ち着く。弦がGの和音を静かに響かせる中をクラリネットがなだらかに歌う。最後の最後でフルートが高いGで加わる。
そうやってト長調の穏やかな響きで2楽章が終わる。
その余韻の中から、F#の刻みが小さくはじまる・・・という流れ。
だから間を切らずにやればすごく効果的になる、という解説。

実際にCDや演奏会とかで意識してそうやっている例があるのかな、どうだろ。
手元に持っているのを見ると大体、間で一息ついているけどね。
作曲家の意図としてどこまで実際にあったんだろうか。
でも確かに先生の言うとおりに、間をおかずにやったらすごく効果的だろうなと思う。演奏する方は息もつけずに大変だと思うが。


そんな感じ。

いや、しかし、この曲やっぱりいいわ。最高。



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posted by たこすけ at 13:10| Comment(6) | TrackBack(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお、ドボコン2楽章!いいですね〜
僕も32分音符のところがなかなか弾けなくて苦労しましたけど、レッスンで一番時間を費やしたのは「私にかまわないで」の最初のソの1音でした。
このあとの後半も含めて、たこすけさんがどう弾くか楽しみです!
Posted by yoshi at 2013年03月19日 22:15
yoshiさん、こんにちわ。
コメントありがとうございます。

32分音符のところは難しいですよね。いつになったら弾けるんだろ。
でもまあ、32分音符のところは管のソロだから、とか言ってみたり・・・(苦笑)

「私に・・・」の旋律は作曲者の込めた思いを考えるとなおざりには弾けないですよね。他が弾けなくてもここだけは、というくらいの気がします(と思って力むとこれが弾けないんですが・・・^^;

しかし、本当にいい曲です。レッスンでやれるのがしあわせです。
Posted by たこすけ at 2013年03月20日 15:31
こんにちは。

>弓先になった時に肩をもう少し自然に開く、肩を上げるのではなく、上腕の向きが少し内側に変わる感じ・・・

あ、そうそう、そんな説明でした。

ドボコン、頑張ってくださいね。
ちなみに次回の定演はドボコンです。
Posted by may at 2013年03月21日 11:22
mayさん、こんにちわ。
レッスン記はかなり参考にさせていただいていまして、ありがとうございます。
定演ドボコンなんですね。
差し支えなければ日時、場所など情報を教えていただけると嬉しいです。
Posted by たこすけ at 2013年03月23日 17:51
すみません。次回というのは今度の次のことで、来年の話です。場所、日時が決まったらお知らせします。
Posted by may at 2013年03月24日 18:38
mayさん、
了解です。ありがとうございます。
Posted by たこすけ at 2013年03月25日 21:59
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