2013年08月02日

びーふぁいんライブ終了 チェロとマイクとの試行錯誤のあれこれ

びーふぁいんライブは無事終了しました。
今年も、野外で、祭りの賑わいの中で、大勢の老若男女の方々の前で、ビートルズの曲を沢山やれて、とてもしあわせな時間でした。
お世話になった方々、聴いていただいた方々、そしていつも協力してくれる家族に心より、ありがとうございますm(__)m

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さて、今年のテーマの一つは、”チェロをどうやってマイク撮りするか?”だった。

このバンドのなかでライブでチェロを使うのも3回めだが、
毎回頭を悩ませてきたのが、”チェロの音が聴こえない”ということ。

今までは、ボーカル用のマイクを一台用意してもらって、それをf字孔に目一杯近づけて音を拾うようにしていたが、
どうしても他の楽器にくらべると音が小さい、拾えない、
PAで音量をあげようとするとすぐにハウる、
また、ちょっと楽器の角度を少し変えるだけで音が拾えなくなるので動けない、
時にはマイクに弓が当たりそうになる、などなど・・・
しかも、そこまで苦労してやっても、後から録音を聴くとほとんでチェロが聴こえていなかった、などなど、かなりストレスになっていた。

プロが使っている専用のマイクやら何やらが買えるのであればともかく、そんな余裕も当然ない。
(そんなことを家族に言ったらライブ自体が吹っ飛んでしまうだろう・・・)

さて、どうするか・・・


先日、知り合いの結婚式でチェロとバンドをやった。その時にバンドで一緒にやったバイオリニストに教わったのがコチラだった ↓

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KORG コルグ L型プラグ採用 チューナー用コンタクト・マイク CM-100L
いわゆるチューナー用のマイクらしく、楽器の一部をクリップではさんで使うようなものらしい。

知り合いのバイオリニストはこれをバイオリンのコマにくっつけてPAから音を出していたが、これが「なかなかいいなあ」と思えるものだったので、ひょっとしたらチェロでも使えるんじゃないかと思い、早速Amazonで調べてみた。


安い・・・(苦笑)

楽器用のマイクというよりも、あくまでもチューナー用のピックアップなので、それなりなのだろう。
しかしこの価格だったらダメもとで試してみるか、と買ってみた。


で、当然最初は当然コマにつけてみる ↓

image(1)(2).jpeg

アンプで音を出してみると、完全にサイレントチェロの生音のような音になった(笑)。
響きのまるでない、鼻が詰まった感じの音。
ハコの中を通していないのだからある意味当然だろう。

ならば、ハコの中に突っ込んでしまえばいいのではと、f字孔につっこんでみた。
マイクを中にいれて、表板をクリップではさむ。

image(1).jpeg

・・・意外に悪くない。モコモコだが、箱のなかで共鳴された音は拾っている。
で、今度はマイクの場所を上下、左右と変えてみると位置によって劇的に音が変わる。

コマのすぐ脇辺りだとD線が変に増幅される、とか、左のf字孔だと低音がなくなる、とか、上の方につけると高音域が弱くなる、とか、・・・

ちなみに、コマでも上下左右、場所を変えると音がぜんぜん変わってくるし、ハコの表板、裏板でも場所によってマイクで拾う音が違う。

チェロのハコの中や板の鳴り方って均一なようなイメージが漠然とあったが、実際には場所によってまるっきり違う響き方をしているということか。これは面白い。


ちなみに、意外に悪くなかったのが、エンドピンの根本のねじ回しのようなところ(?なんというのだ・・・?)↓

image(1)(2)(3).jpeg



まあそんな感じでいろいろ遊んでみた結果、上の写真の位置、”右のf字孔の指板寄り”が一番良かろう、と決定した。


そしてライブ当日、本番前、ベースアンプにつなげて音を出してみた。
それなりの音は出るものの、アンプと楽器の位置が近いせいか、ハウり気味。

そこでミキサーに直接マイクをつなげてもらい、薄めにリバーブをかけたらこれが結構いい感じだったので結果的にこれで本番を迎えた。

最終的には他の楽器とのバランスはPA任せになってしまうのだが、この時は一定程度時間が事前に取れて、打ち合わせをしながら音を作れたのでラッキーだったか。

本番ではモニターの返しがイマイチで自分の音があまり聴こえない状態だったが、客席にはよく聴こえていたらしい。実際、お客さんの顔を見ていても「ああ、これは聴こえているなあ」とわかったので、その分楽に弾くことも出来た。

とりあえず今回はこんな感じ。

今後も探求していくつもり。

たとえば今回と同じマイクでもエフェクターをかませたらまた違うだろうし、アンプの設定によっても違うだろう。少しでもチェロの本来の生音に近い音が出せるようにいろいろ遊びながら試してみよう。

数年後、結果的には、本来のこういう弦楽器用のきちんとしたマイクをきちんと使うべし、というようなきわめて当たり前の結果にもなるのかもしれない。
が、こういうものは、こういう過程が実は面白かったりもするし(笑)


もし同じようなことで悩んでいる方がいたら、少しでも参考になれば。
ただ、元の楽器自体の良し悪し、アンプの性能、PAの腕、会場の広さ、その他もろもろの条件でかなり違いは出てくるはずなので、本当にあくまでも参考程度に・・・^^;



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posted by たこすけ at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | ビートルズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。

チェロにアコギのピックアップをつけようと思って検索したらここに来ました。

参考にさせていただきました。私は貼り付けるタイプのピエゾをF字孔の脇に付けてみました。

今日セッションで試してきます。では〜
Posted by ダンベルドア at 2018年09月02日 13:11
ダンベルドアさん、ご無沙汰しています^^
いろいろチャレンジされていますね。
なにかおもしろい結果が分かったら、また教えてください(^^)
Posted by たこすけ at 2018年09月02日 22:39
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