2009年08月19日

bwv637「アダムの罪により、ものみな滅びたり」

バッハの『オルガン小曲集』から、
bwv637「アダムの罪により、ものみな滅びたり Durch Adams Fall ist ganz verderbt」




もとのコラールは
”アダムのせいで人間は堕落してしまった・・・(涙)”と、非常に大雑把に言うとそういう内容なのだが、そのせいか、曲もこみいった作りになっている。
『バッハ全集』の解説によると、
”バッハのオルガン作品全体の中でももっとも「描写的」な音楽といえる”とのこと。

続きを読む
posted by たこすけ at 01:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月28日

再び挑戦 BWV639「われ汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV639「われ汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ」



以前やったことがある(→)が、思い入れのある曲で、しかも情けない出来だったから、いつかはやり直したいと思っていた。”やり直したい”リストのトップがこれだった。

続きを読む
posted by たこすけ at 23:45| Comment(8) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

BWV643「人はみな死ぬべきさだめなり」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV643「人はみな死ぬべきさだめなり Alle Menschen muessen sterben」



このコラールの歌詞はJ.G.アルビヌス作。

旋律はいろいろなバージョンがあるらしい。
この歌詞を使ったバッハのほかの曲では、
教会カンタータのBWV162や4声コラールのBWV262などがあるようだが、いずれも旋律はこのBWV643とは違う。


続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

ヨハネ受難曲の第40曲のコラール「ああ主よ,汝の御使いに命じ」

バッハの「ヨハネ受難曲」の第40曲、終曲のコラール。
コラールの旋律は作者不詳。
歌詞はM.シャリングのコラール「こころよりわれ汝を愛す、おお、主よ Herzlich lieb hab ich dich, o Herr」の第3節が使われている。



ヨハネ受難曲については、冒頭合唱のあのおどろおどろしさが先に立ってしまって聴く気にならなかったので、最近まで近寄らなかったのだが、去年の11月に気まぐれで第15曲のコラールをギターで録音してみて(そのときの記事がコチラ→)、そのときのNoraさんのコメントで「ヨハネ、いいですよ。短くて。
」というのを読んで、「ほぉ、短くて、いいのか」と思い(笑)、聴くようになった。

聴くようになってみると、結構気に入って、最近はマタイは聴かないようになってしまった。





続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

BWV609「こぞって神を頌めまつれ、キリストの徒よ」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV609「こぞって神を頌めまつれ、キリストの徒よ Lobt Gott, ihr Christen allzugleich」



このコラールはクリスマス用の賛美歌。
歌詞、旋律ともにニコラウス・ヘルマンの作。1560年出版の本に掲載されているとのこと。
クリスマスの賛美歌としては有名なようだ。
ちなみに僕は全く知らなかった。

バッハもお気に入りの旋律だったようで、
教会カンタータではBWV151、195
4声コラールではBWV375、376、
オルガン曲ではこのBWV609のほかに、BWV732などがある。



続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

再び挑戦 BWV106 ソナティーナ

バッハのBWV106のソナティーナ、

Papalinさんのアドバイスもあったので、再挑戦してみました。

テンポは前回より速め。自然に任せました。
前回は意識的に遅く遅く弾こうとしていたので。
これくらいがやっていて自分でもちょうど良い感じ。

ギターはサスティンを強めにしたのと、
ワウは右だけかけるというようにしたこと。
理由はとくにないのだが。両方ワウがかかっていると少しくどいような気がして、なのだが、結果的にはたいした違いがあるわけではない。

ギターがところどころ楽譜から外れるのは、まあ、勘弁してください(笑)。




posted by たこすけ at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

BWV106 ソナティーナ ギターで挑戦

バッハの教会カンタータ106番「神の時は最上の時なり」の第一曲、ソナティーナ。

原曲は通奏低音にプラス、ヴィオラ・ダ・ガンバが2本、そしてリコーダーが2本、という本当にシンプルな世界。

教会カンタータ106番はまさに名曲としか言いようがない曲だが、その中でも第一曲のソナティーナ、こんなに静かで透明な曲をほかにしらない。

録音では、
真ん中にチェロで通奏低音、
真ん中よりの右と左にガンバのパートをチェロで、
そして右と左にエレキギターでリコーダーをやってみた。







続きを読む
posted by たこすけ at 00:03| Comment(6) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

BWV638「われらに救い来たれり」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV638「われらに救い来たれり Es ist das Heil uns kommen her」




コラールは Paul Speratus(1489-1551)という人の作らしい。
ルターとほぼ同じ時代の人だから、まあ、かなり昔から歌い継がれてきた歌。

バッハのこのコラールは結構ほかの曲でも使っていて、
教会カンタータの9番、86番、155番
歌詞は違うが、同じメロディーという点では教会カンタータの117番、結婚コラールのBWV251など。
バッハも結構気に入っていたのかな。

ブラームスもこのコラールを使ってモテットを作っているらしい。「2つのモテット」Op. 29。聴いたことはないのでいずれ聴いてみたい。





続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

BWV621「イエスが十字架にかかりしとき」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV621「イエスが十字架にかかりしとき Da Jesus an dem Kreuze stund」



J.ベッシェンシュタインという人の作った歌詞で、イエスが十字架にかけられたときに言った7つの言葉を歌ったものらしい。
メロディーは作者は不明だが、17世紀の終わりころにはこの歌詞にこのメロディーという組み合わせが一般的になったらしい。
   (以上、『バッハ全集』(小学館)の解説から)


(追記)

このコラールを使った教会カンタータはない。
オルガン曲もこの曲のみ。
唯一、BWV1089という合唱曲がこのコラールの編曲らしい。
バッハの中でもかなりマイナー?(笑)
確かにメロディー的にもあまり面白みがない気がする。

続きを読む
posted by たこすけ at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

マタイ受難曲のコラールから 第3曲・第46曲

ひさびさに、バッハの「マタイ受難曲」のコラールから、
第3曲「Herzliebster Jesu 心より慕いまつるイエスよ」と
第46曲「Wie wunderbarlich さても驚くべしこの刑罰!」








同じコラールを使っている。
コラールの作者はヨハン・ヘールマン、旋律はヨハン・クリューガー。

このコラールは「マタイ受難曲」で3回(3番、19番、46番)、
「ヨハネ受難曲」で2回(3番、17番)で使っていて、
いわゆる「受難コラール」(→こちらなど)と並んで、「二大受難コラール」と呼ばれることもあるらしい。

バッハにとっても、このコラールは特別の思い入れがあったのかなあ、などといろいろと考えたりもする。


続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

BWV601「主キリスト、神のひとり子」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV601「主キリスト、神のひとり子 Herr Christ, der ein'ge Gottessohn」
このコラール旋律には別の歌詞もついているので、「主なる神よ、いざ頌められよ Herr Gott, nun sei gepreiset」という別のタイトルもつけられている。



コラールの歌詞はクロイツィガーの作、1524年。
旋律はもとは「僕は娘が嘆くのを聞いた」という世俗歌曲(ラブソング?)らしい。

この旋律は教会カンタータでは
BWV22
BWV96
BWV164、などで使われている。

続きを読む
posted by たこすけ at 17:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

BWV622「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」

バッハの『オルガン小曲集』から
BWV622「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け O Mensch, bewein dein Suende gross」



コラールの歌詞はゼバルト・ハイデン、旋律はマティアス・グライダーの作。16世紀はじめごろ、ルターの宗教改革と同じ時期に出版された本で発表されたらしい。

このコラールを使った一番有名な曲は『マタイ受難曲』にあって、マタイの第一部をしめくくる終曲がこのコラールを編曲した合唱曲になっている。

このBWV622はソプラノがコラール旋律を歌うのだが、『オルガン小曲集』ではめずらしく、非常にこまかい装飾がほどこされている。こういう種類の曲はほかにはBWV641くらい。

普段の録音よりも長いです。4分30秒。


続きを読む
posted by たこすけ at 23:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

教会カンタータ90番のコラール

前回のBWV636のコラール旋律は教会カンタータなどでも使われていると記事の中で紹介したが、
その中のひとつ、教会カンタータの90番の最後の第5曲のコラールを録音してみた。

BWV90「恐ろしい終末が汝らを奪わん Es reisset euch ein schrecklich Ende」



SN3G0008.JPG

ソプラノが歌う旋律はほとんどBWV636と同じで、調も同じくニ短調なので、雰囲気はおんなじ感じ。

なのだが、一箇所、和声付けで全く違う箇所がある・・・



続きを読む
posted by たこすけ at 19:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

BWV636「天にましますわれらの父よ」

バッハの『オルガン小曲集』から
BWV636「天にましますわれらの父よ Vater unser im Himmelreich」



コラールはルターの作詞。
ルターの作った「教理問答賛美歌」の中の「主の祈り」の賛美歌、ということだ。
この旋律はバッハはよく使っていて
教会カンタータではBWV90、101、102
ヨハネ受難曲の第5曲目、
オルガン曲でもこのBWV636以外に、BWV682、BWV737、BWV762、などでアレンジしている。
お気に入りの旋律だったのだろうか。

続きを読む
posted by たこすけ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月13日

BWV626「イエス・キリスト、われらの救い主は」

一ヶ月ぶりに、バッハの『オルガン小曲集』に戻って、
BWV626「イエス・キリスト、われらの救い主は Jesus Christus, unser Heiland」



このコラールはバッハのほかの曲ではあまり見当たらないらしく、4声コラールのBWV364くらいらしい。本当かな?
おなじタイトルのオルガン曲はほかにもあるが。大曲BWV665とか。でもコラールはちがうもののようだ。

わずか9小節、時間も1分程度。あっという間に終わってしまう。
ファイル容量が1Mを切ったというのも今までにないこと。


続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

「凍てつく冬に」 by Papalin

今回も「オルガン小曲集」からはちょっとはなれて、

多重録音でいつも刺激的なPapalinさんのオリジナル曲、「凍てつく冬に」を録音させていただきました。




Papalinさんのオリジナルはこちら。
  アカペラ版 → http://grappa60.at.webry.info/200812/article_38.html
  リコーダー版 → http://grappa60.at.webry.info/200901/article_67.html

 (写真で驚かないように(笑))



続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

「オルガン小曲集」からちょっとはなれて・・・A BWV4の第3曲 二重奏のアリア

前回と同じくバッハのBWV4、教会カンタータ第4番「キリストは死の縄目につきたまえり Christ lag in Todesbanden」から、
第3曲、ソプラノとアルトの二重奏のアリア。



ぱっと聴くとわかりにくいが、ソプラノとアルトの旋律はBWV625や前回の第8曲の4声コラールで使われていた旋律をアレンジしたもの。

続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月21日

「オルガン小曲集」からちょっと離れて・・・@  BWV4の第8曲のコラール

前回のBWV625と同じコラール(旋律)を使った教会カンタータがBWV4「キリストは死の縄目につきたまえり Christ lag in Todesbanden」。
その第8曲、曲の締めくくりの4声コラールを録音してみた。



BWV625と比べてみると、同じ旋律なのだから当たり前なのだが、雰囲気は同じような感じ。ちなみに調はBWV625がニ短調で今回のBWV4がホ短調。


続きを読む
posted by たこすけ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

BWV625「キリストは死の縄目につきたまえり」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV625「キリストは死の縄目につきたまえり Christ lag in Todesbanden」



コラールの作者はあのマルティン・ルター。
ルターがすごく好きだった「キリストは蘇りたまえり Christ ist erstanden」というコラールの旋律(もとはグレゴリア聖歌)をもとに新しい歌詞をつけたものらしい。

そのコラールの編曲のひとつがこのBWV625で、
ほかにも教会カンタータの名曲BWV4やBWV158、オルガン曲でもBWV695などでも使われている。特にBWV4番は全曲がこのコラールにもとづいて作曲されているいわゆるコラール・カンタータになっている。

以上、川端先生の『バッハのコラールを歌う』より。

この旋律を使ったものはもういくつか録音してみたいと思っている。


続きを読む
posted by たこすけ at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

BWV634「最愛なるイエスよ、われらここにあり」

バッハの『オルガン小曲集』から、
BWV634「最愛なるイエスよ、われらここにあり Liebster Jesu, wir sind hier」



コラールの
作詞者はトビアス・クラウスニッツァー(1619-84)
旋律はヨハン・ルドルフ・アーレ(1625-73)。
川端先生の『バッハのコラールを歌う』によると「ルター派の賛美歌の中でもっとも愛らしい響き」と言われているそうだ。



続きを読む
posted by たこすけ at 16:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする